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2023/09/11 09:00
当店のラインナップの中でも毎年リピート購入の多い人気商品
「プルーンのタルト」や「プルーンのコンフィチュール」として
晩夏〜初秋の時期に毎年お客さまにお届けしている。
のはずなのだが・・・
実は届いたプルーンを加工する前に、
冷蔵庫にころんと愛らしいその姿(プルーン)が見えると、
「1つだけ味見を」とかボソボソ呟きながら
我が家のメンバーは、
お菓子に加工したものはもちろん、
そんな毎年恒例の我が家のことをお話しすると、穂のぼの農園の遠藤さん夫妻も
「我が家の子ども達も全く一緒です〜畑でずっと食べてるんです」
ぎゅっと凝縮されたフルーティな味わい。
そこで2年目からは、
今回は、やっと念願かなって、農園へお邪魔することになり。
プルーン、ミニトマト、りんごを中心に作られており、
それぞれの畑で遠藤さんが熱心に説明してくださった。
元々、関東で有機食材を取扱う会社で働いていたお二人。
実際に農業に携わりたいと、長野県佐久穂町に移住し就農。
今年が15年目だそう。
驚いたのは、木ごとに実の成り方が違うので、
プルーンの収穫直前に、1本1本から1個を味見した上で
その木にとってベストなタイミングで収穫をされているということ。
実際、私たちが伺った際にも
「まだちょっと早いんだけど・・・食べてみます? こっちの木が成りが良かったはず」
とそれぞれの木の個性まで把握されていて
いま一番良い状態のものを分けてくださった。
冬の寒い時期には、火を焚いて霜除けをするという話には驚いた。
ひと晩中、畑に並べた缶で火を焚いていると。
一晩に使う灯油は200リットルとお聞きして更にびっくり。
冷え込むその晩は、
携帯で撮った写真を見せていただくと、灯籠流しさながらの、
ぼんやりとした灯りがあちこちで光っていた。
昨年訪ねた、瀬戸内のしまなみレモンの能勢さんからも
山あいで、ひと晩中火を焚いていたというお話を思い出す。
プルーンが届いた際、私たちが箱を開けた瞬間に、
人柄が滲み出ているような、真摯にお仕事されていることが私たちに伝わっていたから
今回、遠藤さんに
なかなかどうして初めてお会いするような感じがせず、
帰りには、
「冬は少し時間があるから、薪ストーブを囲んで一緒にお酒でも飲みながらお話ししたいですね」と
お互いに同じような気持ちになっていた。
あぁ、もう少し長野が近ければいいのに本当に・・・。
まだまだりんごやトマトのお話もたくさん伺った。
木々の様子を見せていただきながら私も色々感じることがあった・・・また近日中に記します。
穂のぼのさんのプルーンを使ったお品はこちらです↓