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2018/08/24 14:15
夏の終わり…
この季節のどこか寂しさを感じる趣のような
大人味の新作かきごおりができました。
じっくり大切に炊き上げた、
丹波黒さや大納言小豆の金時と
神崎郡神河町の仙霊茶のほうじ茶のシロップ。
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兵庫県の素晴らしい伝統の素材を使って、
甘さ控えめに仕上げています。
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300年以上前から京都御所に献納されてきたという、最上の品質の小豆。
丹波のごく限られた地域でしか栽培することのできない貴重なこの小豆は
煮くずれしない小豆ということで、昔からおめでたい席で重宝されてきました。
一粒一粒の大きさ❗️
そして口どけがとてもよくて、小豆がほろほろと上品に溶けてゆきます。
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合わせるシロップは仙霊茶(せんれいちゃ)のほうじ茶のシロップ。
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享保元年(1716年)から神河町で栽培されてきた地元の銘茶。
1000m級の清流が流れ、
お茶の栽培にも恵まれた土地なのですが、
農家の高齢化や後継者不足で、一時は茶畑が消滅危機に・・・
そんな折、この茶畑に一目惚れしたという新規就農の野村さんが現れ、
この茶畑を継承されることに。
つい先日、この野村さんと偶然にお出会いする機会があり、
仙霊茶の香りのよさ・美味しさ、そして野村さんのお茶への熱い思いに惹かれて、
今回、シロップに使わせてもらうことにしました。
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夏ももう終わりに近づく頃に
次々にいただいた出会いによって生まれた
兵庫のごちそう かきごおりです。
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夏の始まりには、
シェフ自身も予想もできなかった展開でしたが、
これぞまさに出会いの成せる術。
新しい出会いに感謝です☺️
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今週末、8月25日(土)・26日(日)の
cafe le fleuveは、
こちらの 「ほうじ茶金時 かきごおり」をご用意しております。
2018年最後の夏の思い出を作りに、ぜひお立ち寄りくださいませ。
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場所:古民家の宿 大屋大杉(養父市大屋町大杉1055)
時間:両日とも13〜18時